コタローです。
お盆が終わりましたね。
今年の帰省についての調査を、いくつか見ていました。
高速バスのWILLERが6月に1,829人に聞いた調査では、今年のお盆に「帰省予定なし」と答えた人が47.1%。
ほぼ半分です。
帰省する側の人も、半数が「去年より費用が上がった」と感じていて、「往復1万円以内なら帰りたい」という人が8割いる一方で、実際にはその希望額を超える負担をしている人が半分ほどいるそうです。
ソニー損保の調査だと、帰省費用の平均は2.4万円。
移動時間が6時間を超える人だと、6.6万円だそうです。
さらに、お盆玉を用意する人が38.6%で、子ども1人あたりの平均は約1万円。
この数字を見ていて、返済が回らなくなっていたころのお盆を思い出しました。
僕は数年、お盆の集まりに顔を出していません
毎月の返済が100万円を超えていた時期の話です。
あのころ、僕がいちばん身構えていたのが、盆と正月でした。
人が集まる季節って、とにかくお金が出ていくんですよね。
手土産、外食、子どもたちに渡すお金、ガソリン代。
ひとつひとつは数千円でも、全部足すと数万円になります。
その数万円が、僕の場合は月末の引き落としに直結していました。
お盆に使ったら、月末に落ちない。
落ちなかったら、また別のところから借りてくることになる。
頭の中でその計算が始まると、もう楽しむどころじゃないんです。
だから僕は、何年かのお盆を「仕事が立て込んでいて」と言って、行かずに過ごしました。
もちろん、そんなに仕事は立て込んでいません。
むしろ仕事が減ったから、あんなことになっていたわけですからね。
行事のために借りたお金は、あとで倍になって効いてくる
世間には「たまには顔を見せてやれよ」という空気があります。
それは正しいと思いますし、僕もそう思われても仕方ない側の人間でした。
ただ、当事者だった側から言わせてもらうと、お金がない年に無理をして行事に参加するのは、けっこう危ないんですよ。
その場の数万円を、手元にないところから作ることになるからです。
僕が12社・約4000万円まで膨らませた原因も、結局はそこでした。
遊びや博打で作った借金ではありません。
目の前の支払いを守るために、別のところから借りてくる。
それを何年も繰り返した結果です。
行事のための出費も、構造はまったく同じでした。
しかも行事って、毎年やってくるじゃないですか。
お盆、正月、入学、法事。
「今回だけ」で借りたつもりが、翌年も同じ月に同じ理由がやってきます。
あのころの僕が数万円を惜しんだのは、ケチだったからではありません。
その数万円のうしろに、金利と、次の月の穴があるのが見えていたからです。
帰らなかった人は、今年も半分います
ここからは、少し気がラクになる数字の話です。
お盆に帰省しなかった人は、今年も47.1%います。
理由は仕事だったり、渋滞が嫌だったり、いろいろです。
お金の事情で行かなかった人も、その中にちゃんと混ざっています。
つまり、行かなかったこと自体は、まったく珍しい話じゃないんですよね。
お盆に顔を出さなかったからといって、誰かとの関係が終わるわけでもありません。
僕は何年か行かずにやり過ごしましたが、いまは普通に会って、普通に飯を食っています。
電話やビデオ通話で声を聞かせるだけでも、案外それで足りるものでした。
渡せる金額でしか気持ちを示せない、というのは、たぶんこっちの思い込みです。
お金がなくて行事から降りるのは、逃げではありません。
手元のお金と来月の返済を見比べて、出したら詰むと判断しただけの話です。
その判断ができる人は、まだちゃんと自分の状況が見えています。
むしろ危ないのは、見えていないまま「今回だけ」を続けてしまうほうです。
今年のお盆、家で静かに過ごした人へ。
あなたと同じ選択をした人が、半分いますからね。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。
それでは、また。
コタロー
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