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金利が上がっても返済額は変わらない。それが僕にはいちばん怖い話です。

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コタローです。

住宅ローンの金利のニュースが、また出ていました。

今年6月に日銀が政策金利を0.75%から1.0%に引き上げました。

政策金利が1%になるのは31年ぶりだそうです。

これを受けて、多くの銀行が今年10月に、変動金利の基準になる金利を0.25%くらい引き上げるとみられています。

ただ、いま変動金利で借りている人の毎月の返済額がすぐ増えるわけではないそうです。

実際に返済へ効いてくるのは、2027年1月以降が一般的だと言われています。

ニュースとしては、それだけの話です。

でも僕は、この「すぐには上がりません」というところが、いちばん引っかかりました。

返済額は変わらないのに、増えている

変動金利には「5年ルール」というものを採用している銀行が多いそうです。

金利が上がっても、5年間は毎月の返済額そのものを変えない、という決まりですね。

一見、借りている側を守ってくれる仕組みに見えます。

でも、金利が上がったのに支払う金額が変わらないなら、その分はどこかで吸収されているわけです。

吸収されるのは、返済額の中身です。

同じ10万円を払っていても、利息にまわる分が増えて、元金にまわる分が減る。

払っている金額は先月とまったく同じなのに、借金の残高が減るスピードだけが落ちます。

そして減らなかった分は消えてなくなるわけではなくて、最後のほうにまとめて残ると言われています。

通帳の引き落とし額は、何も変わりません。

だから、気づかないんですよ。

僕は、その景色を知っています

僕の借金は、事業で作ったものです。

建築の仕事を個人事業でやっていて、最初は銀行から借りた事業資金でした。

業績が落ちて、その穴を埋めるためにまた借りて、最終的に12社で約4000万円。

毎月の返済は100万円を超えていました。

その中には、自宅の住宅ローンも入っています。

で、あの頃いちばんしんどかったのは、金額の大きさそのものではありませんでした。

返しても、減らないことです。

毎月100万円以上を必死でかき集めて払っているのに、残高を見ると思ったほど減っていない。

払ったお金のかなりの部分が、利息として消えていくからです。

あのときの僕は、それを「自分の稼ぎが足りないせいだ」とだけ思っていました。

もっと働けば追いつくはずだ、と。

正直、そこの計算がまったくできていませんでした。

働いて増やせる金額より、利息で増えていく金額のほうが速かったんです。

怖いのは、金利そのものじゃない

今回のニュースで僕が思ったのは、0.25%という数字の大きさではありません。

怖いのは、変化が「毎月の支払い」という一番わかりやすい場所には出てこないことです。

引き落とし額が同じなら、たいていの人は何も起きていないと思います。

僕もそうでした。

払えているうちは、大丈夫だと思っていました。

でも僕が詰んだとき、それはある日いきなり来たわけじゃないんですよね。

何年もかけてじわじわ来ていて、2017年の暮れに数ヶ月先の資金ショートが確定して、そこでようやく「あ、終わった」と分かった。

ずっと前から悪くなっていたのに、見えていなかっただけです。

それでも、落ち着いていい話です

不安を煽りたいわけではないので、落ち着ける話も書いておきます。

変動金利には「125%ルール」というものもあって、返済額を見直すときでも、それまでの返済額の1.25倍が上限になる銀行が多いそうです。

つまり、来年いきなり返済額が2倍になる、という類の話ではありません。

しかも、実際に効いてくるのは2027年の1月以降だと言われています。

半年近く、時間があるということです。

その間にやれることがあるとすれば、僕は難しいことじゃないと思っています。

いま自分がいくら借りていて、毎月払っている金額のうち、いくらが利息に消えているのか。

それを一度、ちゃんと見る。

それだけです。

見るのが怖い気持ちは、本当に、痛いほど分かります。

僕は長いこと、明細も残高も直視できませんでした。

でも、見て青ざめたとしても、それは今日から悪くなったわけじゃないです。

前からそうだったものが、やっと見えただけです。

同じところにいる人へ

金利のニュースを見て、胃のあたりが重くなった人がいると思います。

もう返済でいっぱいいっぱいなのに、これ以上増えたらどうするんだ、と。

その感覚は正しいです。

ただ、金利が上がることと、あなたの人生が終わることは、まったく別の話です。

僕は4000万円を返せなくなって、2018年の春に全部の返済を止めました。

あれから8年、1円も返していません。

それでも家族と暮らして、ごはんを食べて、こうして生きています。

無いものは、返せないのです。

そして返せないことは、契約違反ではあっても犯罪ではありません。

だからまずは、数字から目をそらさないところだけ。

そこさえできれば、あとはどうにでも考えられます。

質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。

それでは、また。

コタロー

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この記事を書いた人

4000万円の借金を滞納しつつ生きてる中年リーマンです。任意整理や自己破産してません。住宅ローン払えなくなり家が差し押さえられましたが、今も変わらず住んでます。車も乗ってる、クレカも持ってる、生命保険もかけてる、会社で働いて給料ももらってる。他の人とは違う方法で借金解決を目指してます。

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