コタローです。
7月に入って、スーパーのレシートを見て「うわ」と声が出ました。
食パンも、いつものカップ麺も、じわっと上がっている。
気のせいかと思ったら、ニュースでちゃんと数字になっていました。
帝国データバンクの調査によると、2026年7月の食品値上げは2566品目。
パンと加工食品だけで2000品目を超えていて、しかも今年はこれで5年連続、年間1万品目超えのペースだそうです。
中東情勢で原油が上がって、包装のトレーやフィルムまで値上がりしている、と。
要するに、家計の逃げ場がどんどん狭くなっているということです。
ここからは、借金4000万円を滞納して8年になる、僕の話をさせてください。
正直に言うと、物価高がいちばん怖いのは、借金を抱えている人間なんですよね。
借金がなければ、値上げは「節約でしのごう」で済みます。
でも借金があると、値上げのぶんだけ、返済に回すお金が消えていく。
僕が借金を膨らませていった一番のきっかけも、実はこれと同じ構造でした。
生活費が少し足りない。
そこを埋めるために、カードのキャッシングやリボで「ちょっとだけ」借りる。
そのちょっとだけが、月々の返済でまた生活費を圧迫して、翌月もっと借りる。
気づいたときには、借りたお金で借金を返す自転車操業になっていました。
最初は数千円の穴だったんです。
その数千円を「借りて埋める」か「今月は我慢する」か、その分かれ道が、今思えば人生の分かれ道でした。
だから今、物価高で家計が苦しくて、頭の中に「後払い現金化」や「個人間融資」がちらついている人がいたら、これだけは言わせてください。
あれに手を出したら、一発で詰みます。
僕自身は闇金までは行きませんでしたが、あと一歩のところまで追い込まれた時期があります。
手数料という名前で、実質とんでもない利息を取られて、来月の首がもっと締まるだけです。
値上げで足りない数千円を借金で埋めると、その数千円がやがて数万円の返済になって返ってくる。
僕はそれで4000万円まで膨らませた人間なので、これは実感を込めて言えます。
じゃあ物価高でお金が足りないとき、どうすればいいのか。
えらそうな解決策は僕には言えません。
でも、8年滞納して生き延びた立場から、ひとつだけ確信していることがあります。
それは、守る順番を間違えないことです。
値上げで家計が回らなくなったとき、まず守るべきは、借金の返済ではありません。
今日のごはんと、電気と、住むところです。
僕は返済を止めました。
止めたと言うと驚かれますが、無いお金は返せないのです。
返せないものを無理して返そうとして、生活費まで削って、そこを借金で埋めるのが、いちばん危ない。
借金の督促は、正直しんどいです。
でも督促が来ても、命までは取られません。
一方で、ごはんを削って体を壊したり、闇金に手を出して追い詰められたりするほうが、よっぽど取り返しがつかない。
体を壊したら、働くことすらできなくなります。
そうなってから後悔しても、遅いんですよね。
だから順番は、生活が先、借金は後です。
物価高は、たしかにきついです。
9月にはさらに値上げが増えるという話も出ていて、しばらくは我慢の時期が続きそうです。
でも、値上げのニュースを見て「もう返せない」と焦って、借金で穴を埋めようとするのだけは、どうか踏みとどまってください。
足りないなら、まず生活を守る。
公的な相談窓口はお金がなくても使えますし、返せないほど膨らんでしまっても、人生はちゃんと続きます。
僕みたいに4000万円滞納しても、今日も普通にごはんを食べて、こうして文章を書いています。
レシートの数字に、あなたの毎日まで支配させないでください。
今日を生き延びれば、それでいいんです。
コタロー
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