コタローです。
僕の話、第2話です。
前回、事業の借金と金策が雪だるまになって、12社・4000万円になったところまで書きました。
今日はその雪だるまが、僕の生活をどう飲み込んでいったか。
そして、「もう返せない」と分かった日の話です。
毎月100万円の返済
あのころの僕の毎月は、返済で始まって返済で終わっていました。
12社への返済額は、合計で毎月100万円以上。
一方で、事業の年商は2000万円ほどです。
月に直せば170万円弱の売上から、材料費も外注費も生活費も出して、100万円を返す。
数字を見れば、誰だって分かります。
回るわけがないんです。
でも、渦中にいる本人は「来月はもっと仕事が入るはず」と思いながら、今月の返済をかき集めてしまう。
借りて返す、返すためにまた借りる。
完全な自転車操業でした。
あらゆる金策に手を出した
借入の枠が埋まってくると、次は「持っているもの」を崩し始めます。
生命保険を解約して、返済に充てました。
貯金も、切り崩しました。
給付金も、子ども手当も、返済に消えました。
子どものためのお金にまで手を付けたときの気持ちは、いまでも言葉にしにくいです。
生活は極限まで切り詰めているのに、通帳の数字は減っていく一方。
それでも、返済はまったく追いつきませんでした。
2017年の暮れ、電卓を叩いた夜
そして、2017年の暮れ。
世間がクリスマスと正月で浮かれている時期に、僕はひとりで電卓を叩いていました。
何度計算しても、答えは同じ。
数ヶ月先に、資金がショートする。
銀行に追加融資を頼み込んで、出たのは100万円。
毎月の返済額と同じ金額です。
一瞬で消えました。
キャッシングもカードローンも、枠はもういっぱい。
売れる保険も、崩せる貯金も、もうない。
打つ手が、どこにもない。
完全に、詰みました。
「来年は、人生最悪の年になる」
このときの気持ちを、正直に書きます。
怖いというより、現実感がありませんでした。
「ああ、終わったんだな」という、妙に静かな感覚。
そのくせ、夜になると心臓がバクバクして眠れない。
家族の寝顔を見て、胸が締めつけられる。
家計は僕が管理していたので、家族はここまでの状況を知りません。
「来年は、人生最悪の年になるかもしれない」
そんな絶望のなかで、2017年が暮れていきました。
……ちなみに、このときの僕に、教えてあげたいことがあります。
たしかに翌年から、想像もしなかったことがたくさん起こりました。
でも、「人生最悪の年」ではなかった。
むしろ、あの年末が底でした。
次回は、年が明けてからの話。
弁護士に絶望させられ、そのあと出会った「ある人物」の話です。
もしあなたが、いま電卓を叩きながらこの記事を読んでいるなら。
「詰んだ」と思っているのは、あなただけじゃありません。
8年前の僕も、まったく同じ夜を過ごしていました。
そして僕は、いまも普通に生きています。
どうか、続きを読んでいってください。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。
それでは、また次回。
コタロー
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