コタローです。
電気とガスの補助が、9月使用分で終わりました。
今年の夏の支援は7月から9月の使用分まで。
9月に使った分が10月の検針に反映されて、それでおしまいです。
10月使用分から先は、いまのところ何も決まっていないと報じられていました。
しかも、その最後の9月使用分の時点で、大手電力10社が全部値上げになっています。
値上げ幅は、252円から510円。
補助の単価が8月より下がったところに、燃料の高騰が重なったからだそうです。
つまり、「補助が終わる」より先に、もう上がってるんですよね。
ここから、僕の話をします。
12社から4000万円を借りて、毎月100万円以上を返していた頃の話です。
あの頃の僕は、生活を極限まで切り詰めていました。
保険を解約して、貯金を崩して、給付金も子ども手当も、全部返済に回していました。
それでも追いつかなくて、月末が来るのが本当に怖かったです。
でも、そんな中でも、最後まで手をつけなかった支払いがあります。
電気と、ガスと、水道です。
理由は、たぶん、あなたが想像しているより単純です。
家族に、バレたくなかったからです。
借金の督促は、封筒で来ます。
封筒なら、自分だけが見て、自分だけで隠せるんですよ。
でも、電気は違います。
止まったら、家じゅうの全員に、その瞬間にわかってしまう。
部屋が暗くなった一瞬で、「うちは大丈夫じゃない」という事実が、家族全員に共有されてしまうんです。
あれだけは、絶対に避けたかった。
だから僕は、カード会社の引き落としを飛ばしてでも、電気代だけはコンビニで払っていました。
順番としては、褒められたものじゃないと思います。
でも当時の僕にとって、電気が止まることは「お金がない」ではなくて、生活が崩れる音だったんです。
だから今回のニュースを、僕は他人事として読めませんでした。
月に数百円の話じゃないか、と思う人はいると思います。
実際、余裕のある家なら数百円です。
でも、削るところがもうゼロになっている家計では、その数百円の行き先が最初から決まっているんですよね。
カードのリボか、キャッシングか、誰かへの支払いの先送りか。
だいたい、そのどれかです。
余裕のある人にとって、値上げは「節約」の話です。
削り代のない人にとって、値上げはそのまま「借金が増える」という話です。
同じニュースなのに、まったく別の出来事なんですよ。
ここ、世の中の記事はあまり書いてくれません。
ここからは、少しだけ落ち着ける話を書きます。
僕の実感でしかありませんが、電気やガスは、支払期限を1日過ぎたからといって、その日にいきなり止まるものではありませんでした。
ハガキが来て、お知らせが来て、という段階があります。
そして、これも僕の場合ですが、正直に事情を話したときの窓口の温度は、借金の取り立てとはぜんぜん違いました。
怒鳴られませんでしたし、人格を否定されることもなかったです。
「今月は厳しいです」と言ったときに、想像していたよりずっと普通に話が進んだ、という記憶が残っています。
もちろん会社によっても状況によっても違うはずなので、「こうすれば大丈夫」という話ではありません。
ただ、頭の中で最悪を想像して固まっていた時間のほうが、実際に起きたことより何倍もしんどかった。
これは、間違いなく言えます。
僕は2018年の春に、12社への返済を全部止めました。
それから8年、1円も返していません。
任意整理も自己破産もしていなくて、8年目のいまは、時効の援用を始めているところです。
時効は最短でも5年で、放っておいて自動で消えるものではないと言われています。
援用して初めて効くものなので、僕も一つずつ確認しながら進めています。
同じことをすすめているわけではありません。
ただ、光熱費の値上がりに身構えるような8年を過ごしても、人は普通に生きていけます。
10月からの請求書を開くのが怖い人は、たぶんたくさんいると思います。
僕もずっとそうでした。
でも、電気がついているうちは、まだ大丈夫です。
そして電気は、あなたが思っているほど簡単には消えません。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。
それでは、また。
コタロー
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