コタローです。
ガソリンの補助金が、また縮みました。
8月13日からの支給単価は1リットルあたり17.3円で、前の週の19.0円から1.7円減っています。
縮小はこれで2週連続です。
経済産業省が公表した8月10日時点の全国平均価格は、レギュラーで170.1円でした。
補助が減った分は、そのまま店頭の値段に出てきます。
8月20日以降の給油から、じわっと上がっていくことになります。
僕が最後まで削れなかったのは、ガソリン代でした
僕は建築の下請けで、個人事業主をやっていました。
現場は毎日ちがう場所です。
車が動かなければ、そもそも仕事が始まりません。
だから返済に追われていたころも、ガソリン代だけは削れませんでした。
正確に言うと、一度だけ削ろうとして、失敗しました。
遠い現場の話が来たとき、燃料代と高速代が頭をよぎって、断ってしまったんです。
その月の支出は、たしかに少しだけ減りました。
ただ、次の月から、その元請けさんの声かけが減りました。
数千円をケチって、仕事のほうを減らしたわけです。
あのとき、はっきりわかりました。
削っていい支出と、削ったら自分の首を絞める支出は、まったくの別物です。
僕は、削りやすいところから削っていました
返済が苦しくなると、人はまず削りやすいところから削ります。
僕もそうでした。
食費、飲み会、服、子どもと出かける回数。
保険は解約しました。
貯金も崩しました。
給付金も、子ども手当も、返済に回しました。
目に見えて減らせるものから、順番に消していったんですよね。
でも、そうやって削れるものって、たいてい金額が小さいんです。
一方で、燃料代も、車の維持費も、電気も、通信費も、こっちの都合ではまったく減ってくれません。
削れるものが尽きたあとに残ったのは、減らない支出と、減らない返済でした。
いま振り返ると、僕は手をつける順番を完全に間違えていました。
削れない支出が上がるたび、僕はまた借りていました
燃料が上がる。
材料も上がる。
でも、下請けの単価はすぐには上がりません。
その差額を、僕はカードのキャッシングで埋めていました。
もともとの借入は、事業のために銀行から借りたお金です。
そこまでは、何もおかしくありません。
おかしくなったのは、「支払いを守るために借りる」ようになってからです。
今月の支払いを落とすわけにいかないから借りる。
その返済日が来るから、また別のところで借りる。
そうやって、最終的に12社・約4000万円まで膨らみました。
遊んだわけでも、ギャンブルをしたわけでもありません。
毎月きちんと払おうとして、そのために借りていただけです。
だから僕は、こういう値上げのニュースを見ると、いまでも少し身構えます。
数円という金額そのものより、その数円を埋めるために人が何をするかを知っているからです。
削ってはいけないものを、先に決めておく
最後に、少し落ち着ける話をします。
いま返済を抱えてしんどい人に、僕から言えることはひとつだけです。
削れるものを探す前に、削ってはいけないものを先に決めてください。
仕事に行くための燃料代。
体を壊さないための食事と、この時期のエアコン。
連絡が取れなくなると困る通信費。
僕の感覚では、このあたりは最後まで残す側です。
理由は単純で、ここを削ると収入のほうが落ちるからなんですよね。
収入が落ちたら、返済はもっと苦しくなります。
返済のために働けなくなるというのは、いちばんまずい順番です。
それと、もうひとつ。
燃料代が上がったのは、あなたのせいではありません。
補助が減ったのも、価格が動いたのも、あなたが決めたことじゃないですからね。
払えない月が来たとして、それは家計の管理が下手だったからではありません。
入ってくるお金より、出ていくお金が多かった。
ただ、それだけの話です。
無いものは、返せません。
僕は8年、1円も返していませんが、いまも普通に飯を食って、普通に働いています。
ガソリンも、ちゃんと入れていますよ。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。
それでは、また。
コタロー
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