コタローです。
僕の話、第4話です。
前回、コンサルタントと契約して、返済を止める覚悟を決めたところまで書きました。
2018年、桜が咲くころ。
準備を整えて、僕はすべての借金の返済を止めました。
今日は、その「初日」に何が起こったかの話です。
眠れないまま迎えた朝
最初の引き落とし日は、メインバンクの事業資金の返済でした。
銀行口座の引き落とし期限は、営業時間内の午後3時。
前の晩はほとんど眠れませんでした。
覚悟は決めたつもりでも、いざその日が来ると、怖い。
当日も朝からソワソワして、仕事がまったく手につきませんでした。
午前11時、最初の電話
そして午前11時ごろ、携帯が鳴りました。
メインバンクからです。

お世話になっております。本日分の引き落とし手続きをしたのですが、残高不足のようでしたので、念のためご連絡しました。ご入金いただければ自動で引き落とされますので、営業時間内にお願いいたします。
拍子抜けするくらい、事務的な電話でした。
もちろん「お金がないので入金できません」とは言えません。

あ、本当ですか? すみません、すぐに確認します。
とだけ答えて、電話を切りました。
ついに、事態が動き始めた。
もう、後戻りはできません。
拍子抜けするほど、静かだった
その後、電話が鳴り続けるんじゃないかとドキドキしながら過ごしましたが——
午後3時の期限を過ぎても、二度目の電話はありませんでした。
「え? こんなものなの?」
ひっきりなしに電話が鳴って入金を迫られる。もしかしたら、家まで取り立てに来る。
そんな事態まで想定していた僕は、正直、拍子抜けしました。
その夜は、いつも通り家族と夕飯を食べて、お風呂に入って、布団で寝ました。
「借金を返せなかった」という事実以外、何ひとつ、いつもと変わらない1日でした。
ほかの会社は、電話すらなかった
引き落とし日は月末に集中しているので、その後、ほかの銀行や信金、カード会社、消費者金融の返済も、ほぼ同じタイミングで止まりました。
銀行と信金からは、当日に確認の電話が1本ずつ。
それ以上、追及されることはありませんでした。
カード会社や消費者金融にいたっては、電話すら鳴りませんでした。
ドラマで見るような、切羽詰まった取り立ての世界とは、まるで違う。
「なんだ、思っていたより大したことないじゃん」
……そう思ったのを、覚えています。
ただ、これは嵐の前の静けさでした。
月が明けると、12社からの取り立てが一斉に始まります。
次回は、その「取り立てラッシュ」の話です。
もしあなたが、いままさに「引き落とし不能の初日」を迎えて震えているなら。
大丈夫、今夜は家で普通に眠れます。
僕が、そうでしたから。
質問や相談があれば、お問い合わせフォームからどうぞ。
それでは、また次回。
コタロー
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